ファスナーの種類・選び方【早見表あり】

ポーチやバッグを手作りする時に「ファスナー」を使うことがよくありますが、ファスナーにもたくさん種類があって、どれを使えばいいのか迷ってしまったことはないですか?

私はよくありました。材料に「ファスナー」って書かれていても、売り場に行くとやたら種類があって何を選べば良いのやら。。

・ポーチが作りたいけど、どれを使ってもいいの?

・バッグやにはどのファスナーが最適?

・そもそもファスナーの種類がどう違うのか知りたい!

そんな疑問を解決するために、ファスナーの種類についてまとめました。

ファスナー選びが簡単にできるように早見表も作りましたので、ぜひご活用ください♪

ファスナーは大きく分けると3種類

ファスナーの種類を細く分けると、オープンファスナーや逆開き、頭合わせ、尻合わせなど、仕様によっても分けることができますが、まずは大きく3つに種類が分かれます。

1、金属ファスナー

金属ファスナー

エレメント(ギザギザの部分)が金属でできているもの。厚手の生地に向いている。

2、コイルファスナー

コイルファスナー

エレメントが樹脂で出来たファスナー。エレメントがコイル状になっていて、柔らかくて加工がしやすい。いくつか種類に分かれている。

  • コンシール®ファスナー

コイルファスナーの一種。ファスナーを取り付けた時に表から見えない。

  • エフロン®ファスナー

コイルファスナーの一種。エレメントがナイロン製。スタンダードなコイルファスナーよりも薄い。

  • フラットニット®

コイルファスナーの一種。テープの部分がニットで出来ているので柔らかい。

3、ビスロンファスナー

ビスロンファスナー

テープ部分に樹脂を射出成形(型に入れて固化)してエレメントを作っているファスナー。軽いのが特徴。

ファスナーの選び方

実際に使われているものを調査し、早見表を作ってみました!

ファスナーの選び方 早見表

ファスナー選び方早見表

バッグやポーチには、布の厚さによって使い分ければ、ほどんどの種類が使用できます。薄手の生地に金属ファスナーを使ってしまうとファスナーの重みで形が崩れてしまうので、その辺りが気を付けるポイントです。

ジャンパーやパーカーなどに使用する際はオープンファスナーを使うなど、仕様の違いにも注意が必要です。

バッグの開閉には、片開きが良いのか両開きが良いのか、こちらは使い勝手や好みで決めても♪

フラットニット®は柔らかくてカットができるので、難しい長さ調節が不要。シーツ用の長いものも販売されており、用途も多くて使いやすいです。

使用例

使用例1
使用例2
使用例3

①ミナペルホネンのはぎれで作ったポーチ。金属ファスナーを使いました。生地が薄かったので接着芯を貼って強度を増しました。

②パターンレーベルさんのトラベルポーチ。コイルファスナーを使いました。ピッタリの長さのファスナーがなかったので、ハサミでカットして使いました。

③娘に作った、オリジナルのショルダーバッグ。コイルファスナーを使いました。メッシュポケットの部分はコイルファスナーを使用。

まとめ

ファスナー選びは一見難しいようですが、ポーチやバッグなんかは「絶対これを使わなきゃいけない!」というのは意外とないので、布の厚みとのバランスに気をつければ失敗を防げます。

市販の商品を見て、どんなファスナーが使われているか参考にしても良いですね♪

こちらの記事が、どなたかの参考になれば幸いです♪